吹奏楽部員を劇的に増やす方法
「●●高校みたいなステージを作りたい!」
って思ってる人は結構たくさんいると思うんですよ。
そのためにはまず部員を増やさないと!って結論に落ち着くパターンもよくあると思うんですが、そうなると部員の勧誘に力を入れますよね。
で、新入部員勧誘の準備を始めるのはだいたい3月からだと思いますが、それでは劇的に部員を増やすことはできません。
せいぜい例年通りの数が入ってくるくらいです。
劇的に部員を増やす方法・・・教えましょう!
●部員が増えない理由
毎年入ってくる部員の数ってそんなに変わらないと思うんですがいかがでしょうか?
+ー5~10くらいで、遷移していると思います。
例えば1学年およそ15人で活動している吹奏楽部があれば全部員で45人。
「今年は21人か~少し多いな」
とか
「ん~勧誘頑張ったけど12人か。まぁ良しとしよ」
とかでだいたい45の周りをウロウロする感じで毎年入れ替わっていくものでしょう。
ここで、覚えておいて欲しいのが特別な努力をしてもいないのに急にたくさんの部員が入ってくることは有り得ないってことなんですね。
もう少し言うと、毎年決まった部員数が入ってくる(逆に言うと決まった部員数しか入ってこない)のはその吹奏楽部のキャパが決まってるからなんです。
キャパ:キャパシティの略。容量、受容力って意味
つまり、45人しか入らないところに70人とか80人が入ることはまずないんです。頑張ってもせいぜい55人とかですね。
キャパが決まってる、とだけ言われてもピンと来ないと思うので、もう少し砕いて言うと、今の部員数が45人としたら70~80でないと成立しないような活動を45人の状態で始めないと部員の劇的な増加は見込めません。
これは少しスピリチュアル的というか・・・「世の中ってのはそういうふうにできてんだよ!」っていう乱暴な根拠に基づく感じになるんですが、あらゆる組織に対する人間の分配機構っていうのは本当によく出来ていて、45人で十分な組織を70人に増やそう!とは判断しないんですよ。世界が。
だからこう捉えて欲しい。
今の部員数がおおよそ45人だけど80人くらいまで増やしたい。だけど増えない。その理由は
80人も必要ないからです。どんなに頑張って勧誘しても部員が入ってくれないんじゃなくて、そもそも必要ないんです。45人でやってるクラブが急に80人とかになると、まず間違いなく部員を持て余します。どんな体制で運営していけばいいのか分からなくなるし、そもそも吹奏楽部として必要不可欠な楽器が足りないって問題も出てきます。
だから部員を増やしたい!と思ったらまず考えましょう。
今すぐに部員が倍増したとして受け入れられる体制が今のクラブにあるか、キャパが足りてるかを。
●キャパを増やすには?
で、話の流れ的に「じゃあキャパを増やせばいいんですね!」ってなって欲しいんですけど、どうやってそれをするかが問題ですよね。
まず、前の例に習ってあなたの所属する吹奏楽部が45人だとしましょう。そこで「次の定期演奏会の企画案を募ります。」となったとき、何人でできる、もしくは何人でやれば見栄えのする企画を考えますか?
おそらく、最大でも45人と答えるでしょう。当然です。45人しかいないんですから。でもそれじゃ、45人の枠に収まったままなんです。
次の年の新入部員も全体が45人前後に収まるように入ってくるでしょうね。
だから、「もっと部員がいたらもっといいものになるのにな」「いい演奏になるのにな」って形を目指しましょう。
80人でやれば形になるものに45人で挑みましょう。
そうすると、「ん?ここの吹奏楽部もう少し人増やしたほうがよくね?」と世界が判断しますから。少しずつ増えていきます。
だからその意味いうと勧誘活動を始める時期っていうのは3月じゃなくて勧誘が終わった直後の5月なんですね。
さすがにほかのクラブも5月から次の部員をいかにして増やすか、ということは考え出しませんから、差をつけられるでしょう!
●おわりに
世界が・・・とか組織の分配機構が・・・とか意味不明に思った方もおられると思いますが、なんにせよ今と同じ活動を続けていても部員数が変わらないことは事実でしょう。
部員を増やしたい方はほかの記事も参考にしてみてください。