部員を増やしたい吹奏楽部へ その①
大人数での演奏って憧れますよね~。中学の頃私もそうでした。
ただ部員を増やすというのは簡単なことではありません。それは人を動かすということだからです。
クラブに大勢の1年生に入ってもらいたかったらそれだけの説得力や魅力を持ったなにかが必要になりますね。
それらを解説していきます。
●部員を増やすにはそれぞれの新入生が持つ条件をクリアする
意識している場合もありますし無意識の場合もありますが、クラブに入部を考えるとき皆なにかしら、条件をもっています。
「部員が多くないとイヤ!」
「勉強との両立ができないとイヤ!」
「男女一緒のクラブがいい!」
「上位大会まで進出してるクラブじゃないと入らないわ!」
「●●先生の指導の下でやりたい!」
などですね。他にも挙げだせばキリがないでしょう。
これらの条件をクリアすることです。中高生は向上心いっぱいですから
「少人数のクラブじゃなきゃイヤ!」
「上位大会に駒を進められずにいるところがいい!」
などという人はあまりいません。ましてや
「勉強をないがしろにしてクラブ一本に集中できるクラブがいい!」
という人はなかなかいません。それは親も反対するでしょうから。
ですので、たくさんの人が魅かれるような魅力的なクラブづくりを普段から心がけましょう♪昨日今日勧誘を頑張ったくらいでは部員は絶対増えません。
新入生はそれまでの実績や作り上げられてきた歴史・雰囲気等から判断して入部するクラブを決めます。
入部の際、主に持っているであろう条件を以下で解説します。
①勉強と両立ができなきゃイヤ!
②大人数のクラブがいいな♪
③上位大会に進出しているクラブがいい
くらいでしょうか。以下、解説。
①勉強との両立ができなきゃイヤ!
これは中高生の方にとっては重要な問題ですね。人それぞれ思い入れの度合いは違いますが、真剣に悩んでいる人も随分といるようです。
勉強と部活動の両立を図るにはクラブ全体で取り組むか個人で努力するかの2択だと思います。
詳しくは勉強との両立についてをご覧ください。
②大人数のクラブがいいな
こういう思いを抱いて入部するクラブを探す人もいるでしょう。
少人数もしくはそこそこの人数のバンドがこういう希望を持った人を入部させるのは少し難しいように思います。
希望に沿っていませんからね。ですから、まずは他の条件を整えることです。だんだん部員が増えてくると、いい噂も広まってさらに新入部員を獲得しやすくなります。ので、他の条件を整えることを優先しましょう。
③上位大会に進出しているクラブがいい
上位大会に進出しているか否か、というのは外部の人間がクラブのレベルを知るひとつの指標になるんですね。
上位大会に進出しているとなると、パッと思い浮かぶのは練習が厳しいんじゃないか?ということです。
でもそれでも入部を希望してくる人はいます。こういった方の希望を叶えるにはもう文字通り上位大会に進出することです。
でもどうやって?という疑問も浮かぶことと思います。
本気で結果を変えたいなら今までと同じやり方ではいけません。今までやってこなかったことに積極的にトライしましょう。
外部の講師を呼ぶとか、指揮者だけでなく部員もスコアを購入するとか、上位大会に出場している団体の練習を真似てみるなど、とにかく試行錯誤です。
他にも自分らの演奏を録音して聴いて、反省点を出し合ってまた練習するなど効率よく練習できる方法というのは考えればいくらでもあります。
コンクールのページがオススメ。
いろいろやってみてください。
●おわりに
これらの努力をやってみても実際に部員が増えるのはもう自分たちが去った後かもしれません。しかしですね、自分が卒部したバンドが成長して在り続けているのはとっても嬉しいことです。
練習そのものや勉強との両立、遊びに恋愛など忙しいでしょうが、余裕があったならこういったことも考えてみてください。
なにかひとつでも参考になればと思います。