勧誘ポスター必勝法

勧誘ポスター必勝法

4月になると、学校の廊下に各クラブから1年生に向けた勧誘ポスターを貼ると思います。

こんなクラブです。

どこどこでやってます。

楽しいですよ!

みたいな内容だと思いますが、これにどれくらい力を注ぐかで入部してくれる1年生の数も変わるかもしれませんね。では。

●まずはポスターの役割を理解しよう

廊下にペタペタと勧誘用ポスターを貼るわけですが、まずはこのポスターの役割を履き違えないようにしましょう。

ポスターの役割はズバリ

きっかけ  と  誘導  です。

吹奏楽部を知らない人にとってはこのポスターが最初に見る吹奏楽部のになるわけですから、インパクトがあったり興味を引くような、このきっかけという役割を全うできる内容のポスターでなければなりません。

またこれは基本事項ですが、クラブ活動している場所をしっかりと示しておきましょう。これも出来るだけ分かりやすく出来るといいですね。

実際には1年生にとって吹奏楽部は入学式やクラブ紹介の場で一度、目にしている状態かもしれませんが、なんにせよポスターの内容・クオリティは大事ですから、丁寧に作るよう心がけましょう。

●ポスターの内容ですが・・・

基本事項は場所、活動内容、雰囲気・方針・部員数等の紹介でいいと思いますが、それだけでは芸がなさすぎます。イラストと一緒にこれらの情報を載せるだけでは他のクラブとの差別化ができません。

そこで提案したいのが


     続きはwebで!作戦


です。

いつからかCMや番組で「続きはウェブで!」と聞くことが多くなりましたよね。これを勧誘ポスターに応用しちゃいましょう。

なぜこれを勧めるかと言いますと、ポスターが受け手にとって完結しない内容にできるんですね。例えば、上記のような場所、活動内容、雰囲気・方針・部員数等の情報が載っているだけならそれを見ただけで、内容がある程度分かっちゃいます。
もちろん実際に足を運ばないとわからないこともありますが、特に興味のない人には響かない内容で終わってしまいます。

具体的にどんなポスターを作るかはあとで説明しますので、その前にポスターのターゲットは誰かということをハッキリさせておきましょう。

みなさんが相手するこれからクラブに入ろうという1年生は大きく3つのタイプに分けることができまして、

①吹奏楽部に入るともう決めている
②吹奏楽部も候補に入っているけど迷い中
③吹奏楽?興味ない

この3つの種類がいるということを把握した上でポスター作成に取り組みたいですね。簡単に解説します。

①吹奏楽部に入るともう決めている

このタイプの1年生は正直相手にしなくていいんですね。相手にしなくていいというと誤解を招くかもしれませんが、放っておいても来てくれますから、ポスターを作るにあたってこの人たちのことは考えなくても大丈夫です。

注意があるとすれば、見学やクラブ紹介の段階で「あれ?思ってたのと違うぞ?」と思わせないようにするくらいですかね。普通にやってたらいいと思います。
吹奏楽部に入ると決めている人にとっては吹奏楽部の全てが素敵に輝いて見えますから。経験ある人もあると思います。他のクラブのことなんか気にならないですよね。

②吹奏楽部も候補に入っているけど迷い中

狙い目はここですね。入部する可能性もしない可能性もある、まさに揺れ動いている人たちです。ポスターひとつでも「あっなんか楽しそう」「もうちょっと詳しく知りたいな」と思わせられる内容を目指しましょう。

詳しくは後述。

③吹奏楽?興味ない

この層にも果敢にアピールしていきたいですね。このタイプの人は二つに分けられまして、ひとつは他に入ると決めているクラブがあるタイプ。そしてもうひとつはどのクラブにも興味を持ってないタイプです。

既に入部希望のある人はそちらに譲るとしまして、もうひとつのどこのクラブにも関心を示していない人をターゲットにポスターを考えてみましょう。



というわけで、ポスターのターゲットは
・候補に入ってるけど迷い中の人
・興味を持ってない人
の二つです。

●続きはwebで!作戦

では続きはwebで!作戦の説明に参ります。

先程も簡単に説明しましたように、吹奏楽部の部室に来ないと情報が完結しないような作りのポスターにするんですね。

CMでも、「あれ?このあとどうなるんだろう?」というところで「続きはwebで!」「○○で検索!」ともっていきますから、続きは部室で!、となるような内容にします。

で、注意して欲しいのがどの情報を続きにもっていくか。例えば


    

これはあまりよくないパターンです。なぜなら部員が何人かなんて興味のない人にはどうでもいい話であり、かつわざわざ部室まで行かなくても知り得る情報だからです。

では、どうするかというと・・・例えば


  


みたいな。クラブに訪れることで完結するような内容にすると来てくれる人が増えるかもしれません。(↑これはテキトーに書いた絵なんで参考にされる場合は創意工夫なさってください)間違いの数も書いておくといいですね(ちなみに↑の絵の間違いは4つ)。

他にもクイズを出すのやオチを隠した文章をポスターに書くというのも思いついたのですが、細かいところは画面の前のあなたに譲るとしましょう。


ポスターでお知らせできる情報量なんてたかが知れてますから、クラブに一度来てもらうきっかけ誘導を目的に作ればいいのです。

来てもらってからクラブの雰囲気や活動内容は説明すればいいですから。

「とりあえず来てみなよ!」というスタンスがいいと思います。

●おわりに

実際には各クラブ勧誘ポスターの枚数に制限や、大きさ・規格にも決まりがあるでしょうから、思うようにはいかないかもしれませんが、最大限の効果を出せるよう工夫してみてください。

たくさん、部員が入るといいですね。

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