コンクール本番数日前からの過ごし方

コンクール本番数日前からの過ごし方

※この記事はコンクールが夏休み中にあることを想定したものです。かつ中高生が対象。


コンクールが近づいてくるとだんだんと疲れがたまってきたり、練習も煮詰まってきたり・・・するかもしれません。特に本番数日前の過ごし方は「これでいいのか?」と悩まれているバンドもあるかもしれません。


何をするのが正解なのかわからないという人も多いでしょう。正解はないんですがね。
そんなバンドにいくつか案を出してみます。

●コンクール本番数日前からの3パターンの過ごし方

コンクールは1年の中でもかなりの時間を練習に割くでしょう。となると、本番では最高のコンディションで演奏したいですね!

そこで考えたいのが、本番数日前からの時間の使い方/過ごし方

いよいよ数日後となると練習は曲の仕上げやまとめになりますし、気持ちもだんだんと高ぶってきます。そこで、勢いづいたまま本番のステージまで突っ切るのか、一旦気持ちと身体を落ち着けて練習時間も減らすのか。・・・難しいところ。


最終的には顧問や指導者、部員全員(出場メンバー)で話し合って決めるものでいいと思いますが、いくつか選択肢を知っておきましょう。


私が現実的に考えて思いつくのが以下の3つ。


①練習時間・内容は本番まで変えないでそのまま突っ切る

②練習時間を減らし、体調・気持ちを整える

③練習時間を本番当日の流れで過ごす。




では一つずつ解説~(´・ω・`)(´・ω・`)(´・ω・`)

①練習時間・内容は本番まで変えないでそのまま突っ切る

本番が近づいたときにそれ用の体づくり、気持ちづくりをするか?否か?という選択肢の前での場合はそれまで通りに練習をして全力で突っ切りましょう。

これのメリットは本番数日前までにハードな練習をベースにした生活リズムが定着していたらその軌道に乗ったまま勢いのある演奏が舞台上でできるということです。

コンクールの練習に限らないですが、渦中にいるときってすごくいい意味で調子に乗れるじゃないですか。定期試験前で猛勉強してるとき、普段では考えられない集中力で勉強できるって人もいると思いますがあの感じ。

その感じがコンクールの時にも発動したら怖いものなしですよ。しかもメンバー全員が軌道に乗ってたらドエライ演奏ができます。勢いづいた神がかった演奏。

逆にデメリット、というかリスクとしてあるのは、ハードな練習は当然疲れが蓄積されていきます

その蓄積が本番の日に爆発するようなことになったら、なかなか辛い一日になるでしょう。

しかしです。そうはいっても体力的・精神的なことも考慮しての練習予定にすると思うので、あまり神経質になることはないと思います。何より中高生は若いですから!体力の限界は自分が思ってるよりもかなり先にあります。

ただ、睡眠だけはちゃんととるようにしましょう。私も高校のころ感じてましたが、一日の睡眠時間が3とか4時間だと次の日、本当に吹けないです。疲れが取れてないせいで。

②練習時間を減らし、体調・気持ちを整える

一つ目はそれまでとなんら変わりない毎日で本番を迎える、というのでしたが、もう一つ、意識的に体づくり・気持ちづくりをしていくのもいいと思います。

普通に練習してると本番に向けて気持ちが高ぶっていくんですけど、そういうときって自分にとって理想の未来しか描けないんですよね。つまり絶対上手くいく、と信じ込んじゃうってことです。

もちろんそれでいいと思うんですが、本番中に想定外のミスをしたりとか、もっと言うと本番前に楽器が不調を起こすと精神を大きく揺さぶられます。そうなったら本番中だけじゃなくて本番後もそれ以降の日もしんどいんですよね。

なので、これまでの練習の録音があればそれを何度も聴きなおして自分たちの演奏のレベルってのを客観的に理解するだとか、ミスをするということもちゃんと想定しておく、というような気持ちの準備をしてください。

あとは練習時間を少し減らして睡眠時間を多めにとったり、もっと言うと食事にも気を付けて腸内環境とか体感的な体の軽さっていう部分を整えていくのもいいと思います。

とは言っても若いですから、神経質になるのもよくないです。それがストレスになると本末転倒ですので、伸び伸びとやりましょう。

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③練習時間を本番当日の流れで過ごす。

これは本番をかなり意識した過ごし方です。コンクール当日の数日前にはとっくに当日のタイムテーブルは分かっています。だからその通りに動いてみるんです。

学校に集まるところからホールに移動する時間、着いてからの動きや本番までのリハーサル室や会議室での音出しの時間をどう使うか等、シミュレートしてみるんです。実際に移動するんじゃないですよ。学校内を当日の行動場所に見立ててやります。

例えばホールまでバス移動だったらその時間は一切楽器を吹かないで歌合奏をする。他校の演奏を聴いている時間はコンクールのCDもしくはDVDを部員全員で鑑賞する、などのやり方をとります。聴きたくない人は聴かなくてもいいですが。

そして、重要なのが音出しやチューニングの時間の使い方。これは行き当たりばったりじゃなく、しっかり予め考えておいた方がいいです。

チューニング室ではどういう順番でチューニングをするのか、チューニングが終わったら課題曲・自由曲のどの部分をおさらいしておくのか、等です。あまり神経質になるのもよくないですが、「本番前にどこをさらっておこうか・・・」とその時になって考えてると時間がもったいないですからね。

そんなこんなで舞台袖に移動(したフリ)。実際は音楽室の外に集合してみる。そして、本番で入場するのと同じ時間に音楽室に入る。演奏する席に着く。


そして演奏。


で、終了。ここまで本番通りの流れで動いてみるのもいいものです。特に本番前は前の団体が演奏している分約15分は楽器を吹かずに涼しめの舞台袖で過ごします。その緊張感を経て演奏するというのは一度やっておいた方がいいです。

実際の舞台袖で前の団体の生演奏を聴かされる緊張感に適うものはありませんが、一度やっておくといいです。

これは本番前日だけやるのでも、本番3日前から毎日やって体と気持ちを慣らすのでも、それぞれに合ったやり方でいいでしょう。

本番の時間に演奏した分は録音しておいて後で聴くのがオススメです。それにしたがって残りの時間を練習に当てるのはどうでしょう。

●おわりに

3パターンどれにも共通してやっておくべきなのが、楽器のコンディションの再確認です。本番数日前ならまだ間に合います。本番直前にアクシデントが起こったらどうしようもできませんので、今のうちにしっかりみておきましょう。


あとはやっぱり神経質にならないってことですね。
年に1度のコンクール、しっかりと後悔のないように本番前の行動も決めておきましょう。

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