吹奏楽部の新入部員勧誘のやり方

吹奏楽部の新入部員勧誘のやり方

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このページでは、部員の勧誘方法について記したいと思います。

部員の勧誘と一言に行ってもやり方はさまざま。

だいたいクラブ紹介の後に、3日~1週間ほど新入生にクラブ見学の日が設けられている、という感じでしょうか。私の記憶ではそんな感じだったと思います。学校によっては体験入部とかあるんでしょうか。


こちらから特に働きかけをしなくても入ってくる部員もいます。もとから興味を持っていて、中学・高校に入ったら吹奏楽部に入るんだ!と心に決めて入学してくる人もいるからです。


しかしやはり、放っておいても入ってくる人の数は知れています。最後まで迷っていて背中を押してもらえたら入りやすいのに…という人もいますし、半ば強引にでも入部させるやり方でOKな人もいます。とにかく、こちらからの働き掛けは欠かせません。他のクラブも当然勧誘活動をしていますからね。


新入部員の勧誘はテキトーな打ち合わせのアバウトなやり方はオススメしません。もちろん神経質になることはありませんが、せっかく部室や音楽室まで足を運んでくれるわけですから、「このクラブに入ることで得られるメリット」を伝えられる限り伝えるのが好ましいです。


以下、具体案。


私も何パターンか新入部員の勧誘をみてきた&やってきましたので、まずはそれを紹介します。

①いつも通りのクラブを見せるやり方
②来てくれた新入生に演奏を披露
③1年生の教室付近まで迎えに行く。そしてとにかく楽器を吹かせまくる

①いつも通りのクラブを見せるやり方

これは私が中学1年生の時のことです。私は新入生、つまり勧誘される側の人間でした。

私は吹奏楽部に入ると心に決めていたので少々勧誘のやり方やクラブの雰囲気に難があったとしても入る気でいました。

で、音楽室まで行ったのですが新入生が来たからと言って特別何かをするでもなく

「まぁ見てってよ」

という感じでした。3年の先輩が少し説明をしてくれる程度で、「たくさんの新入部員に入ってほしい!!」という感じも皆無でした。楽器の数も関係していたかもしれません。なんだかおだやかでした。

当時は初めてですから、なんの疑問も抱きませんでしたが、それもカラーなのでしょうかね・・・(-_-)

②来てくれた新入生に演奏を披露

これは私が中学2・3年の時にやったやり方です。

音楽室まで来てくれた子に演奏を披露する、後は顧問から軽く説明があるくらいでした。

それ以上は特に何もなく、やはり今になって思い返すと、全然新入部員の勧誘に力を入れないバンドだったんだな・・・と思います。

③1年生の教室付近まで迎えに行く。とにかく楽器を吹かせまくる。

これは高校の時のことです。中学の時とは打って変わってかなりガツガツした勧誘でした。

現役部員もたくさんいましたから、役割分担をしてました。

学校内の各地に散って1年生を連れてくる係や、来た&連れてこられた1年生に案内・説明をする係、各パート1年生に楽器を吹かせてあげる係など、様々でした。ほかにも入部するメリットを延々話す人や、廊下で過去の演奏会のビデオを流す人など、とにかくやれることはすべてやる!という感じのガツガツした勧誘でした。

ちょっとうろ覚えなとこもありますが、私が経験してきたのは以上のようなもの。


以下、新入部員勧誘のアドバイス&注意

Ⅰ事前説明をしっかりしておく

私が中学生の時、勧誘に来てくれた1年生に楽器を吹かせてあげるというのがなかったのは、入部してもすぐには楽器を吹かしてはもらえないクラブだったからです。

入部してから数ヶ月間はトレーニングがありました。肺活量を鍛えるという名目で学校の周りを3周走らされた後に腹筋・背筋・腕立て伏せをやってました。

で、楽器を持たせてもらったのは4月に入部したのになんと9月!

新入部員にとって不都合な情報は隠さずすべて伝えておくことです。

このトレーニング、果たしてどれほどの効果があったかは分かりませんが、それなら早くから楽器の練習をしておいた方がブレスコントロールや体の使い方、その他もろもろをもっと時間をかけて身につけられたんじゃないか、と思います。しかし、それもクラブの方針。いろんなのがあって良しです。

当時を思い返すと、肺活量等を鍛えるほかに根性を試すという目的もあったんじゃないか?と思えてきます。少々のことで簡単にクラブをやめないかどうか、試されてたんじゃないか?と。現にごく少数ですが楽器を持たせてもらえるまでに辞めてしまった人もいました。

このように、「入部したらすぐに楽器を吹けるんだ!」と期待で胸を膨らませて入ってきてこのような事態があると肩透かしを食らった感じになりますし、不憫です。・・・まぁ楽器を持たせてもらえるまでに数か月もかかるなんてのはごく少数でしょうけど(;一_一)

基本中の基本ですが、しっかりクラブのことを説明するのは大切です。

Ⅱしつこくしない

1年生の教室周りまでいって勧誘する場合はしつこくしてはいけません。

1年生の間で「吹奏楽部の先輩に捕まるとついていくまで離してもらえない」とすぐに噂が広まります。そうなるとせっかくの勧誘活動も全くの逆効果↓↓私の高校ではこういう事態が起こっていました。

Ⅲ天気を味方につける

勧誘時の天気がどうかなんて完全に運ですが、外が雨の場合、晴れの時に比べて体育会系クラブを見学したい1年生が文化系クラブの方に流れてきます。これは大きなチャンスです。

Ⅳ役割分担は適性にあったものを

先にも挙げたように、私が高校の時は1年生を連れてくる係や、連れてこられた1年生に案内・説明する係など、いろいろ役割分担が決まってました。

ですが、現役部員全員が入部するかどうかわからない1年生と対峙する場所にいたわけではありません。

何十人も部員がいると、「この人に入部を勧められて入ろうと思うか?」と疑問になる人もいます。もちろんその人が悪いとかじゃなく、それがその人の持ち味・個性。

極度の人見知りをするような人は勧誘に向いていませんし、人が寄ってくるような個性の持ち主が新入部員から見えないところにいるのはもったいないです。

それぞれに適した持ち場で勧誘を頑張りましょう。

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