ダンスが嫌な人へ

ダンスが嫌な人へ

演奏会・コンサートでは演奏をバックにダンスをすることもありますね。少人数で踊るものから大人数で踊るものまで様々だと思います。踊りたい人だけが踊ればいいですが、そうは言ってられない状況もあります。


私も経験しましたが、特に多いのが

毎年恒例!1年生のダンス!

というやつではないでしょうか。否応なしに踊らされるわけですが、当然踊ることが嫌いだったり恥ずかしかったり等、抵抗の気持ちを持ちながらやる人もいますよね。

もーあれ大っ嫌い!大っ嫌い!なんてことさせるんだ!!
私も抵抗の気持ちを心に抱えながら中学1年生の時は松浦あやの桃色片思い♪の踊りを練習していました。


嫌なことをやる、というのは結構ストレスですし、できるならば避けて通りたいですが、「みんな毎年踊ってるんだよ!」とか「これくらいできないといずれソロが回ってきても吹けないよ!」などとわざわざ追い込むようなことを言う人もいるかもしれません。わけわからん言い分ですけどね。


楽器が吹きたくて吹奏楽部に入ったのにダンスが嫌だから辞める・・・というわけにもいきませんので、なんとか乗り越えたいものです。

考えてみましょうか。では記事に入ります。

●踊りたくない!!どうしよう・・・

ダンスが好きな人にとったら踊るのなんてお手のもので「望むところじゃ!!」って感じですけど、そういうのに抵抗があると練習も楽しくないですし、練習していない時間まで本番の心配をしてしまいますよね。


踊りたくない!!というとき、どうやって乗り越えましょうか。まずは選択肢を出しますね。


①テキトーに理由をつけて踊らない

②どうにか頑張る



もう二者択一ですよね。踊るか踊らないかの二つしかありません。


どんな手を使ってでも踊りたくない!という場合は①テキトーに理由をつけて踊らない、です。テキトーな理由というのは例えば、仮病や家庭の都合ですね。


「腰が弱くて踊れないんです~」とか「その本番の日は法事なんです~」とか言えますが、やはりこんなのはオススメしません。


まず第一に私は「踊りたくない・・・どうしよう・・・」と悩んでこの記事を読んでいるあなたに踊ってほしいですし、嘘をついて乗り切ろうとすると後々つじつまが合わなくなったり罪悪感が残ったりするんです。


ですので、この選択肢はナシで行きましょう♪踊りは恐くありません。大丈夫です。では②どうにか頑張る、を掘り下げていきましょう。

「どうにか頑張るったってどうしたらいいんだよー<(`^´)>」という人もいるでしょう。それはごもっともです。気合いで乗り切れるくらいならこの記事にはたどり着いていないでしょうからね。


ということで、まずは何をするか。原因・理由をハッキリさせましょう。


いくつかあると思います。


①そもそもダンスが苦手

②昔ダンスで失敗したトラウマがある。

③人前で踊るのが恥ずかしい


などですねー。

●ダンス嫌いを克服しよう!

吹奏楽部でダンスをする機会は一度だけではありません。一度完成した踊りをいろんな演奏会や訪問先で披露することもあるかもしれませんし、また1から違うダンスを練習することもあるでしょう。

ダンスが苦手というなら上手いこと避けながらやっていけばいいですが、どうせならダンスを好きになって楽しんじゃいましょう。


上記のダンスが嫌な原因・理由を解説いたします。

①そもそもダンスが苦手


こういう人はどこに行っても必ずいます。本人が悪いわけではなくそれがその人も持ち味ですから、ダンスを指導する側の人間もそのことをハッキリ理解しておいてほしいですね。

どんくさい・・・と言うんですかね、なぜだか周りより動きが鈍く重い感じがしてしまう状態・・・。体格とは関係ないですよ。太っていてもキビキビ踊る人もいますから。


これはもう仕方ないです。数学が苦手な人がどうにかして90点取りたいといってきたら、「努力しろ!」としかいえません。

ダンスが苦手な人がどうにかしてちゃんと踊りたいといってきても「練習あるのみ!」としかいえません。


練習する中で苦手意識を克服したらいいんです。もしかしたら苦手意識の裏には「ちゃんと踊らないと怒られる~」とか「このままじゃ恥をさらすことになっちゃう~」というようなある種の”恐れ”があるのかもしれません。


心が窮屈な状態ではやはり練習も楽しくないですし、行動にも表れてきます。


「吹奏楽部では楽器を吹くだけじゃなくダンスもできるのか~!こりゃ~ダイエットになるな~」くらいの気持ちで気楽にやりましょう。

②昔ダンスで失敗したトラウマがある

これはダンスの本番で失敗したことそのものがトラウマになっているというよりは、その失敗のあと誰かにきつく怒られた経験がダンスに対する印象をネガティブなものに変えるきっかけになった可能性があります。


幼稚園のお遊戯会や小学校の発表会で踊りを披露する機会はあったと思いますが、、先生や親に失敗を怒られると人によってはその後ダンスが嫌いになるということもあり得ます。


リベンジする気持ちで臨みましょうか。この手の問題は人に話すと少し楽になれます。

ひとりで抱え込まず他人と共有しましょう。

③人前で踊るのが恥ずかしい

これ!すっごく分かります。私も恥ずかしかったですから。でも人に見てもらうために練習しているんですから、そうも言ってられないですよね。


知っている人が客席にいたりして、そのそばで踊るとなると、とっても緊張して、照れて踊りにハリがなくなります。表情にも恥じらいが出るかもしれません。


ダンスが嫌いだからと言って、だるそうに踊ったりニヤニヤしながらクネクネ踊る人もいますが、実はそういうのが一番ダサいんです。


幼稚園・小学生ならまだかわいいで済みますが、中・高校生にもなるとやはりしっかり踊って若さを分けてほしいですね(笑)


舞台の上ではエンターテイナーやパフォーマーになりきって完璧な踊りを見せつけてやりましょう。輝いているあなたを満面の笑みでこれでもか!というくらい見せつけちゃいましょう。

●人前で踊るのがどうしても嫌という人へ

こういう人はどこに行っても必ずいます。いるもんです。

「本当に心の底から嫌!踊らずに済むのならなんだってやる!」という人から「本当は立派に踊りたいけど、いざやろうとすると体が強張っちゃって・・・」という人までさまざまでしょう。

前者の場合はもう仕方ありません。人間だれだってどうしてもイヤというものはあります。それがたまたまダンスだったんですから、もう逆にその気持ちを大切にしてくださいとしかいえません。

後者の場合には私からアドバイスがあります。

本当は立派に踊りたいと思っているのに体が強張っている場合は、心がついてきていないという原因が考えられます。こういうときはどうするか。


ズバリ!憧れの感情をもつことです。


人間は憧れの気持ちがあると精力的に取り組める生き物ですから、実際に他人のダンスをみて「ダンスってカッコいいんだ!」「人前で踊るってとっても気持ちいいことなんだ!」と心から思えたら少しは変わります。

ですから、複雑な気持ちでダンスの練習をするより、他人のダンスを見に外に出かけましょう!プロでもアマでも同じ年頃の中高生でも、自分にプラスな影響があるのなら誰でもOKです。

●おわりに

踊りは苦手な人もいますが、人生を長ーい目で見たらほんの一瞬のことですから、まぁどうにかして乗り切れます。大人数で踊る場合はすぐそばに仲間がついててくれますから大丈夫です。

毎年恒例の1年生全員のダンス!とかだったら避けることは出来ませんが、それ以外で踊りのメンバーに選ばれる機会なら極力避けられる方法があります。

それは演奏に絶対欠かせないくらい楽器が上手くなることです。

ダンスは部員の生演奏をバックに踊るでしょう?ってことは演奏あってのダンスなんですよ。演奏がまともにできないのにダンスもいれよう!とはなりません。で、「この人をダンスに出したら●●パートの演奏が成立しないよ!」と言われるくらい上達すればいいんです。

まぁそんな動機で楽器を練習する人はいないでしょうけれど、演奏面で頼りにされるのってとっても嬉しいですよね。

生きてたらアレがイヤ、コレがイヤって出てくると思いますが、そういう嫌なことを受け入れていくのも大切です。頑張ってみてください。

このエントリーをはてなブックマークに追加

↑ PAGE TOP