吹奏楽部の存続と繁栄のために最も大事なこと

吹奏楽部の存続と繁栄のために最も大事なこと

どうも。毎日お疲れさまです。

今回は吹奏楽部の存続と繁栄のために最も大切なことについて綴ります。

たぶん部員の方からすると、自分の所属する吹奏楽部の存続だとか繁栄っていうことについてはあまり考えないと思うんですが、あなたが卒部した後もクラブは有り続けますし、あなたが帰ってくる場所にもなります。(たまに演奏会を見入ったり、差し入れを持って顔を出しに行くってことね。)


自分が卒部した後もその組織が有り続けるっていうのは大事なことです。先輩から後輩に伝統が継承されていき、それを地域の皆様が応援するという形が繰り返されていきます。

これが続かないと、クラブがレベルダウンしたり、潰れたりしてしまいます。


考えてみてください。あなたが吹奏楽部に入部し、無事に活動できているのはそういう歴史の繰り返しがあったからなんですね。


・・・と、前置きが長くなりましたが、しっかりとクラブが長続きする秘訣(?)を綴ります。

●組織の存続に大事なのは・・・?

ぶっちゃけるとこれは私の持論になりますから、

「いや、そうじゃないでしょ」

とか

「もっと大事なことあるでしょ」

って方もいるかもしれませんが、まぁ他人の戯言だと思ってお願いします。


まず、吹奏楽部がもつステータス(状態)を整理してみましょう。

・人数
・演奏レベル
・社交レベル
・雰囲気のタイプ
・運営レベル

だいたいこの辺だと思うんですが、人数、演奏レベル、雰囲気のタイプっていうのは別になんでもいいんですね。少人数で上手なところも大人数でそこそこなところもありますし、軍隊レベルの統率がとれたクラブもあればみんなゆるゆると活動するクラブもあります。

その辺は、個性ですから別に悪いとかありません。


ただ、存続・繁栄を考えたとき、社交レベルと運営レベルは重要になってくるんですね。私が勝手に思いついたものですから、確固たるものとしてあるステータスじゃないですが、言ってみれば外部と適切な関わりができる力、部内の状況や課題を管理・把握してそれに適した対策ができる力のことです。

では以下より、この社交・運営に焦点を当てて話を展開していきます。

●社交と運営について

活動をする上では楽器の演奏がメインですから、やっぱり演奏の技術だとか、人数によって出せる音量・迫力というところに気持ちが行きがちですが、クラブの存続という点からいうと、そんなのは完全に二の次でいいんですね。

というのも、音楽って「うまくないと誰にも見向きもされない」ものではないですから。感じたことのある方もいると思いますが、別にうまくもなんともないけど、すっごくいい演奏・心に響く演奏というのは実際にあります。

ですから、(誤解を恐れずに言うなら)もっと応援してもらうために演奏レベルを高めるお!と演奏のこと「だけ」に力を注ぐのはちょっと違うんですね。


そこで、さきほどの社交、運営の話になるんですが、要は「クラブがしっかりと機能する」これが大事なんですね。

結論を先に言っちゃうと私は挨拶ができるということが最も大切じゃないかと思います。

時間を守るだとか挨拶ができるだとか自己都合で雰囲気を乱さない、この辺がクラブが存続していくにあたって大切かと思います。

で、これらについてはクラブ内で完結する話です。朝は何時に集合で~~、集まったらしっかりと挨拶をして~~、今日も一日がんばれるようにみんなで団結して~~ってことです。

で、次にクラブの外に向けての話です。

●クラブの社交力

吹奏楽部に限りませんが、クラブや組織が存続していくには外部からの応援・協力が欠かせません。

吹奏楽部の場合、演奏会を開くにあたってスポンサーになっていただくことや、お客さんとしてきていただくことが絶対あります。ほかにも楽器購入の資金が足りなければ、援助していただくこともあるでしょうし、差し入れとして外部から物資が届くこともあるでしょう。

で、こういったことが実現するのは外部の人間がその吹奏楽部に関心があり、また応援したい!という気持ちを持っているからなんですね。

これについてはただ楽器の演奏をするだけではついてきません。やはり、そうした外部の人間との直接的な関わりの中で、外部の人間に「何か力になれないだろうか」「もっと応援した!」という気持ちが芽生えます。

じゃあ、そういう風に持っていくにはどうすれば?となるのですが、先程あげた挨拶がキーになってくるんですね。

訪問・依頼演奏、コンクール、アンサンブルなどなど、どんなイベントであれ外部に出向いて演奏をする機会というのはいくらでもあると思います。

その中で関係者の方にしっかりと挨拶をすることです。
出会った時には

「おはようございます」とか「こんにちは」あわせて「よろしくお願いします」も言いたいですね。

帰り際には「(演奏させていただいて)ありがとうございました」

と必ず言いましょう。

些細なことなんですが、やっぱり建設的な関係性の第一歩は挨拶から始まります

しっかりと挨拶をして周りから応援してもらえるクラブにしたいですね。

●おわりに

楽器の演奏も大事ですが、やはり内部統制、外部との適切な関わりをする力というのも欠かせないですね。一見関係ないようなことが自分たちのつくる音楽にも関わってきますから、応援して下さる方を大事にして、もっとファンが増える様なクラブ作りをしたいですね。

挨拶は大事です。ふと、私が高校1年生のころを思い出したんですが「おまえら挨拶がロクにできんから帰れ!」と顧問に怒鳴られたこともありましたね(笑)


こういうのって指導者の意識も大事です。部員が声をあげて「挨拶しよう!」とするのもいいですが、指導者の方に率先して挨拶の指導をしていただいたいものです。

コンクールでも他校と挨拶を交わすと思うんですが、たまに挨拶という習慣がないのか、全然返ってこなかったりなぜだか戸惑ってる団体もあったんですね。私はそういう団体はロクな演奏をしないな、と決め付けてます(笑)まぁひどい偏見ですが、それくらい外部との関わりから生まれる組織への印象はでかいということです。

楽器の練習も大事ですが、応援してくださる外部と適切な関係を築いていくということも大事にしてみてください!

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