本番前日にできる!コンサートの完成度をちょっぴり上げる方法

本番前日にできる!コンサートの完成度をちょっぴり上げる方法

どこの団体も年に1度の大きな舞台というのがあると思います。コンクールももちろんそうですが、それぞれ独自にやっているコンサート・定期演奏会です。


何カ月も練習してきて、本番の前日も各曲や企画物の仕上げに精を出しますね。部員が皆それぞれの役割に一生懸命取り組むのですが、誰もが見落としている点もあるかもしれません。


案外そういうところがコンサート全体のテンポを悪くしていたり、後味の悪さを感じさせるものになり得ます。


コンサート前日にもできる細かな仕上げについて綴ります。

●最後の仕上げ!

曲やダンスの練習は言わずもがな練習しますからね、「ここをもう少しこうするだけで全然見栄えが変わってくるよ」というものをお教えします。

既に実行してるよ!という団体さんも数多くあるかもしれません。そういう方はスルーしてください(汗

①演奏終了後の立ち上がり

コンサートの本番中、演奏終了後に立ち上がる曲と立ち上がらずに座ったままの曲があると思います。一曲目や最後の曲は立ち上がることが多いですね。座ったままの時はいいのですが、立ち上がるときは注意しましょう。

各自がのそっと立ち上がるのではなく、ザッ!と素早く全員ピタッと合わせて立ち上がるのです。

もちろん「せーのっ」とかはなく演奏が終了し、指揮者が棒を下ろしたらスッ!と立ち上がります。


「で?それが何?」


と思うかもしれませんが、割と大事な部分です。奏者側の自分たちは演奏が終了すると、一安心して少し気が抜けますよね。体や表情に表れなくともそういう心理状態であることはよくあると思います。で、そのままの気分で立ち上がると、人によっては「ヨッコラショッ」という感じになっちゃうんですね。

そういう場面でこそ気を引き締めてスッ!と立ち上がるんです。舞台に立っている以上、お客さんは見ていますから。
大人数であればあるほどただ立ち上がるという動作だけでも統一感が出ますし、客を飽きさせません。しかし、「曲の余韻を味わいたい」というお客さんもいますから、演奏した曲次第でいいタイミングでやってみてください。

演奏終了後に立ち上がる練習、10分もかからないんで、一度やってみてください。

②コンサート終了後、お客さんに直接お礼を言う

コンサートが終了すると、達成感でいっぱいですね。長い時間かけて練習してきたものが実って晴れ晴れとした気分になります。人によっては「は~やれやれ(疲)」という人もいるでしょう。

コンサートの終了は緞帳(どんちょう)が降りるか、緞帳はそのままで自分たちがはけるかだと思います。どちらにしてもまだそこにお客さんはいるんですね。

お客さんの中には余韻に浸りたいがために少しの間席を動かない人もいますが、基本的には外に出ていきます。

ですから、外に先回りして列を作るなりして待っていましょう。で、お客さんが出てきたら、心からの「ありがとうございました!」を言います。

私は中高生のコンサートでは奏者(部員)とお客さんの距離が近いことは非常に大切で価値のあることだと考えています。

それにですよ、これ↑をしたらお友達や保護者が聴きに来てくれていた時、すぐに感想を聴けたりお礼を言えたりするんです。
魅力的なコンサートであればあるほどお客さんにとっても嬉しいことです。
ただですね、夜遅くに終演のコンサートだと顧問から「さっさと片付けろー!(怒)」と怒られるかもしれませんので、気を付けてください。

これは練習は要りませんが、初めてやるならしっかりと頭に入れておきましょう。全曲吹き終わったら終わりではありません。お客さんが出てくる前に待っているのが理想です。

私も高校時代にやりましたが、最後の曲が終わり緞帳が下りたら部員皆、一目散に玄関口に向かってました。もちろん楽器は置いていきますが、急ぐあまり楽器を落っことしてもおかしくない状態だったのでそこは気をつけましょう

●おわりに

以上が本番前日にできる!コンサートの完成度をちょっぴり上げる方法なのですが、全国各地ではもっといろんなことが実践されていると思います。

お客さんを大事になさってください。

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