司会でセリフが飛んだら・・・?(失敗しない対策)
司会って緊張しますよねー。
えー・・・よく考えたら私、司会はしたことないですね。そういえば。
説得力には欠けるかもしれませんが、司会の子がセリフが飛んじゃった!という場面は何度もみてきましたから、司会の文章が飛んでしまったらどうすればいいか、綴りたいと思います。
●司会が出てこないとき・・・!
司会の最中に頭の中から文章が出てこなくなったときどうすればいいか。
答えはズバリ!
その場でカンペを見る!
でしょう。
司会者やバンドの雰囲気、お客さんにもよりますが、司会が飛んでしまったとき、ちょっと照れながらポケットから紙(カンペ)を出すと会場がかるく笑いに包まれます。
こんな言い方をするとよくないかもしれませんが、お客さんも中高生の演奏会に完璧は求めていません。最初から最後まで全くミスのないコンサートよりはところどころに「中高生らしさ」が垣間見れる方が来たかいがあったというものです。
だから司会が飛んだ時はパニックになるでしょうけど、素直に紙を見ながら話しましょう。
もちろんそれに甘えて最初からうろ覚えで本番に臨んではいけません。一生懸命暗記してきたのに、緊張のあまり忘れてしまうからいいんです。「いいんです」ってことないですが、許容できます。
●対策をご紹介!
とはいえ、司会をすることになったら途中で詰まることなく演奏と演奏の間をスムーズにつなげるような司会がしたいものですね。
そこで!司会をしたことのない私が司会で失敗しないコツをお教えしましょう(笑)
司会で失敗する場合、原因は何でしょうか。
セリフが飛んでしまうのは一言一句そのまま文章通りに言わないといけないと思っているからです。だから少しでも言葉に詰まるとあとの文章が総崩れに出てこなくなるんです。
だからキーワードや要点だけを覚えておくんですね。これは学校のテストの語句説明でも同じことです。
例えば、こんな司会の文章があったとします。
ありがとうございました。
続いて演奏しますのは、今年のコンクール課題曲のひとつ、行進曲「希望の空」です。この曲には空・希望・仲間という3つのテーマがあり、作曲者の和田信さんは航空中央音楽隊にて活動されている方で、そこで困難に立ち向かう姿勢や自身の仲間に思いを馳せて作曲されました。「希望の空」というタイトルは2011年3月11日の震災直後に決めたられたそうで、希望を持って困難を乗り越えていこうというメッセージが込められています。
8分の6拍子で進行するこの曲はサックスとクラリネットのメロディに始まり、トランペットやフルートも加わります。そして対旋律を奏でるトロンボーンとユーフォニウムが主旋律に変わり、そのメロディがサックスやクラリネットにバトンパスされ、第一主題のにぎやかなメロディに導かれます。
中間部からは一変して落ち着いた様子で穏やかなメロディが進行します。途中からさまざまなパートが加わり盛り上がりを経てクライマックスに向かいます。最後は全パート意気揚々と希望を胸に演奏する様子にも注目してみてください。
それでは行進曲「希望の空」です。どうぞ!
とまぁこんな司会があったなら、確実に覚えておきたいポイントは
①曲の名前は行進曲「希望の空」
②作曲者は和田信さん
③テーマは「空」「希望」「仲間」の3つ
④震災後に曲名が決められたこと
⑤8分の6拍子で進行
⑥大まかな曲の流れ
ってとこでしょう。
だから、それ以外の部分は省いてしまったり、逆に追加してしまってもいいんです。曲の演奏でも一緒ですがお客さんはなにが正解かを知りませんから、少々のミス・間違いは問題ありません。
なので・・・
ありがとうございました。
次の曲は行進曲「希望の空」です。この曲を作曲された和田信さんは航空自衛隊に所属されており、そこの仲間や困難に立ち向かう様子を想像しながら曲を作られました。「希望の空」というタイトルは昨年3月11日の震災後に決められ、希望を持って復興に力を注いでいこうというメッセージも含んでいます。この曲には空・希望・仲間の3つのテーマがあり、皆様にもこれらを思い浮かべながら聴いていただけたらと思います。
8分の6拍子で行進するこの曲はクラリネットとサックスのメロディに始まり、トロンボーンにメロディをパスします。対旋律を吹いていたトロンボーンが表に出てくることでそれまでメロディを吹いていたパートは伴奏に変わります。そうした変化にも注目してみてください。中間部からは静かに穏やかなメロディーが流れ、だんだん編成が厚くなり、盛り上がりを経てクライマックスに向かいます。
プログラムにもあります通り、この曲は今年の吹奏楽コンクールの課題曲です。私たちは昨年金賞を受賞しましたが惜しくも代表を逃してしまいました。今年こそは代表になれるよう、頑張りますので応援よろしくお願いします。
それでは曲に参りましょう。行進曲「希望の空」です。どうぞ!
という感じでも全く問題なし。大切なのはいくつか引き出しを用意しておくこと。前者ではコンクールのことにはあまり触れませんでしたが、後者では触れています。それまでの司会でセリフが飛んだり、要点を忘れたりしても変に止まって思い出さずに、後半でうまいことカバーしましょう。
「プログラムにもありますように・・・」とプログラムに載ってる情報を補足するのもいいですね。
●おわりに
緊張して言い回しが練習とは違ってしまったり順番が反対になることはよくあることです。あまり構えずに落ち着いて柔軟に司会をこなしましょう。
失敗しても大丈夫です。お客さんは温かく見守ってくれてます。
忘れやすい方はこちら↓