歌謡曲の演奏を100倍楽しむ方法
演奏会ではいろんな曲を演奏しますが、吹奏楽曲以外に流行りのアーティストや誰もが知っているような有名な歌を吹奏楽アレンジで演奏することってあると思います。
歌詞がある曲=歌謡曲
です。
この歌謡曲の演奏を100倍楽しむ方法を教えちゃいます。
●休符の過ごし方
吹奏楽曲の場合はほとんどが歌詞もありませんし、各場面で作曲者が楽譜に指示したパートで演奏するのが原則ですが、歌謡曲の場合は「楽しむこと」を主軸にしてもいいと思うんですね。
たぶんポップスを演奏する場合はミュージックエイトやWinds Scoreの楽譜を使用している団体が多いと思います。
いずれも当然のことですが、ほとんどのパートに休符がありますよね。
ここでご紹介するのは半拍や1拍の休符ではなく4小節以上の長めの休符の過ごし方についてです。
みなさん、いろんな歌謡曲を演奏されてきた、もしくはこれから演奏されると思いますが、こんなこと思いませんか?
「長い休符が・・・・・・ヒマ」
曲の最初から最後まで吹くのもしんどいですし、休符は必要なんですが、あまり長いとただじっと座ってるだけで退屈なんですよね。
そう!退屈なんです。
●長い休符の間は●●ってみよう
というわけで、ここで提案です。なが~い休符があったら歌詞を歌ってみませんか?間奏部分や奏者のソロがある場合はできないですが、これで休符に退屈しなくて済みます。
「いやいや、歌うて言うたかてそんなもん、楽器の音で声なんか聞こえへんがな」とか思う人もいるかもしれませんが、結構聞こえるんですよね、あれ。既に取り組んでらっしゃる団体もあると思いますが、お勧めです。
お客さんからしても休符の間も生徒が音楽を楽しむ様は見てて楽しいです。
トランペットなんかだと8小節休みが2回連続であったりしますから、ホント退屈なんです。
休符の間ってただじっと座ってるだけですからね。奏者の中では休符を数えていたり、指揮を目で追ったり、他パートの音をしっかり聴いたりしてるつもりですが、お客さんの目に映るのは「ただ座ってるだけ」なんです。
管に溜まった水を捨てるというアクションはありますが、そんなの一瞬で終わりますからね。ホルンや木管は少し時間がかかりますが、その間も歌詞を歌うことはできますから、音楽をもっと楽しむ手段は残っています。
依頼演奏で園児・幼児の前で演奏するときなどにこれをすると特にストレートに楽しさが伝わります。
●おわりに
これは高校の頃に実践していたので紹介してみました。
奏者が音楽を限界まで楽しむとお客さんにも伝わって会場の皆が幸せな気持ちになれます。
「休符の間は歌う」を連発する必要もないですが、1度取り入れてもらえたらな~と思います。
参考になりますように。