プライドが高い人の扱い方(パート練習にて)

プライドが高い人の扱い方(パート練習にて)

「じゃー今のところはもう少し音量上げようか」


「え?でもそこからサックスもクラリネットも入ってくるから今のままでよくない?」



とか



「ここのアクセントはもっと効かせよっか♪」


「そんな場面じゃなくない?ここはもう少し控えめにしておいて次のフレーズからにした方がよくない?」



・・・と、まぁやたらと反発してみたり、自分が否定されることを極度に嫌ったり、そういう人っていますよね。

そういう人について考えてみましょうか。

●対処法♪

先に言っておきますけど、そういう人が悪いんじゃないですよ。少々パート練習がスムーズに進まないとしてもそれはその人の「持ち味」ということで、寛大な気持ちで許容しましょう。


とはいえ、いちいち反発されるとやりづらいですよね。パート練習中それぞれ思うことはありますが、できるだけ円滑に練習が進むように心がけたいです。


そうしていちいち突っ込んでくる人はどうしたらいいでしょうか。少し考えてみましょう。



まず、指摘したことに対して「今のままでいい」という主張をしてきた場合は、「自分は正しいんだ、間違っていないんだ」という隠れたメッセージがあります。

決して否定はしてないのですが、そういう風に感じてしまう人もいます。くどいですが、そう感じてしまう人が悪いわけじゃないですよ。それも持ち味・個性。


で、違う案を提案してきたときは建設的に話し合えばいいと思います。特に問題ありません。

人によっては吹けていないことを認めない人もいます。


いろんな人がいますから、ときにパートリーダーは頭を悩ませますね。


そうして困ったとき、そういう人にどう接していけばいいか。


まずはですね、どんな状態であれ、その人を肯定しましょう。肯定したうえでこちらの意見・考えを伝えるようにします。伝え方もやんわりとですよ。すんなり受け入れてもらえそうな言い回しを考えます。腫れ物に触るような態度になることはありませんが、少し工夫しましょう。


例えば、もう少し音量を上げてほしい時。


「今のところもっと音量だそうよ。今の3倍くらい。」

通常ならこれでいいですが、やたら反発したりとすんなりいかない人には

「今のところもっと出してもいいよ。まだまだ大丈夫」

というような言い方にしましょう。

前者はストレートに音量をあげよう、と言っているのですが、後者の「もっと出してもいいよ」の「ても」には「(出さなくてもいいけど)出してもいいよ」というニュアンスが含まれています。

もっと砕いて言うと

「出さなくてもいいけど」=「今のままでもいいけど」

ということです。今のままでも問題ないけど、もっとこうした方がよくないかなぁ?という相手を肯定したうえで意見するような言い回しにするんですね。


これに限らず、まず相手を肯定した上で意見するのっていろんな場面で使えたりします。

●おわりに

上記は小手先のテクニックのようなものでしたが、もっとヘビー級にプライドが高い人には通用しませんきっと。世の中いろんな人がいますからね。仕方ありません。人のいいところをみつけて、出来るだけストレスを避けてパート練習が円滑にできますように・・・。

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