合奏のレベルをちょっぴり上げる方法
毎日(?)の合奏の積み重ねが本番でのいい演奏へとつながります。
そのためには質の高い合奏練習は欠かせませんね。
ほんのちょっとだけアドバイスします。
簡単なことです。
●楽語を理解しよう
過去に何度か経験したのですが、初見の合奏で「rit.」があるにも関わらず、そのままのテンポで演奏しようとする人が何人かいたんですね。
指揮を見てなかった、「rit.」に気付かなかったなど、経験不足が原因の人もいたでしょうが、「rit.」の意味を知らなかったという人もなかにはいたと思います。
リタルダンドはだんだん遅く(緩やかに)ですね。
他にも、「sub.」はスビト(subito)。すぐに、ただちに、という意味です。
これらのことをあらかじめ知っているだけでも合奏の効率を上げることになります。
初見の合奏が楽譜通り吹けるということはスタートラインが既にゴールに近いということですからね。
部員全員が基本的な楽語の知識くらいは持っていることで効率よくまた、気持ちよく合奏練習ができます。
●知識を徹底するために・・・
またまた私の経験談で恐縮なのですが、私が高校生のころ、「楽典テスト」なるものがありました。
文字通り、楽典の知識を確かめるテストです。
顧問の先生が作った筆記テストを部員全員が一斉に受けるということが年に数回だけ行われていました。
この音符は何拍伸ばすのか、なんという名称か、この楽後は何と読むのか、またどういう意味なのかなどの問題を解かされました。
練習の中で先輩から教わるのもいいのですが、曖昧なままにしているといつまでたってもなんとなくで演奏してしまうこともあると思います。
ですので、こうしたテストを行うことを提案いたします。
いつも楽器の練習でしょうから、その息抜きという意味でもやってみてはいかがでしょうか。
●おわりに
音楽をやる以上ただ楽器を吹くだけじゃなく、それに必要な知識も頭に入れておくことが大事です。
まどろっこしい作業のような気がしますが、合奏の質があがるならやる価値があると思いますので、よかったら是非どうぞ。