視野を狭める指導はNO!
以前私が支部大会を見に行った時のこと。チケットを買うために並んでいると後ろに中学生と思しき団体とその顧問っぽい方が並んできました。
顧問の女性の先生は少し小太りで年は30後半から40代という感じ。
その先生はチケットを手に入れるまでの待ち時間で、事前に配っていたものと思われるプリントの説明や会場で演奏を聴くときの注意などを話していました。
プリントは各団体の演奏の感想を書くようなものだったと思います。
先生は「演奏を聴いたらそれぞれ賞の予想をして書き込んでおきな。後で出される結果発表と比べてみて違うところがあったらあんた等の耳はその程度やってことや」
というようなことを言ってました。私は度肝を抜かれました。
この発言、審査員の評価は絶対、と言っているのと変わりありません。
音楽は感じ方も捉え方も人それぞれ違いがあります。もちろん大衆受けするものからそうでないものまで様々ですが、誰かの言うことが絶対ということはありません。
中高生は、金銀銅の結果を結構鵜呑みにしますが、審査員が変われば結果も変わるかもしれません。だから絶対的なものではないんです。審査員の好みによるところもありますし、はっきり言って運の要素もあります。
ですから、わざわざ視野を狭めるようなことは言わないでほしい、という思いからこの記事を書きました。