soloの時に周りの奏者が注意すべきこと

soloの時に周りの奏者が注意すべきこと

soloを吹くときに気をつけたいことはいろいろあると思いますが、最も避けたい事態はおそらくみなさん共通だと思います。

ずばり
soloの音が聴こえない
という状況ですよね。

せっかく自分だけが晴れできるところなのに聴こえないのは悲しすぎます。精一杯出してるけど、指導者にはもっと出せと言われる・・・でもこれ以上出すことができない・・・そんなときの解決策を提示したいと思います。

●soloが聴こえるようにするには・・・

皆さん、お気づきだとは思いますが、soloが客席までキッチリ聴こえるようにする対策は2つしかありません。solo奏者が頑張るか、周りが落としてあげるかのどちらかです。

薄い編成の中でのsoloなら周りがあまり気を遣うこともないですが、厚い編成の中でのsoloだと完全に埋もれてしまうこともあります。

いろんな団体が出場するイベントなんかで「もっと周りが落としてあげな、いくら頑張ってもそのsolo聴こえへんがな」と突っ込みたくなるような演奏を聴いたことがあります。

やはり、soloを吹くのは一人ですが、その演奏そのものはみんなでやっていますから、しっかり周りがサポートしなきゃですね。

●具体的な案

solo奏者にひたすら「もっと出せ」というのは酷な気がします。本当に音が小さい場合はいいですが、誰が聴いても精一杯なのにそれ以上を求めるのはsolo奏者の精神衛生上も良くないです。

とりあえず、前提として、soloがあるときは客席まで音が届くように周りが音を下げること!という共通認識をもっておきましょう。もちろん必ずというわけではないですよ。曲やフレーズによっては厚い編成のまま、一本だけ音が抜け出てくる演出が必要なときもあります。


ただまぁフルートであるとか、ホルンなんかは音が混じりやすいですし、そこまで大音量の出る楽器というわけでもないので周りの配慮を頼りにした方がいいこともあるでしょう。

で、私からの提案としてはsoloがあるから周りがみんな音量を落とすというのはあまりよくないと思うんですね。というのは、普通に吹くより音程が悪くなったりして、せっかくのsoloを普段より汚い伴奏が支えることもありうるからです。それに音量下げるのって神経も使います。(神経使うくらいは別にいいんですけどね(笑))

じゃあどうするかっていうと周りもみんなsoloにしちゃうんですね。正確に言うと1playerにしちゃいます。一人になる分、音量を極端に下げる必要もないですし、音程が悪くなる心配も減ります。

とにかく、言われたこともあると思いますが、自分にもsolo奏者の音が聴こえる音量で吹くことを心がけましょう。

●おわりに

soloがあったら、みんなで支えて最高の演奏ができるようにしたいですね。また、「soloなのに聴こえない」、と悩んでいる人がおられましたら、肩の力を抜いて「周りが出しすぎなんだ!私は精一杯やってる!」と開き直りましょう(笑)

指導者にあまり「出せ出せ」言われると本当に凹んでしまうんですが、皆で支えながらやりたいですね。

ただひとつ、これは注意してください。あくまで自然に聴こえるようにすることです。「あれ?soloの瞬間だけなんか曲の雰囲気から逸脱したな」とか思われたら本末転倒ですから、そこは気をつけてください。

みんな一人ひとりにsoloが回ってくるといいですね。soloが決まると本当に快感ですから多くの人に味わってほしいと思います。

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