生徒に本気で練習させる魔法の一言
生徒がなかなか真剣に練習していないという悩みをもっている顧問は全国にきっといるでしょう。生徒は本気のつもりでも先生には伝わっていないという団体もあるのではないでしょうか。
そういう顧問の先生に少しでも役に立てばと思います。以下より。
●コンサート前にこの一言を!
私が高校の頃の話ですが、この一言を言われると生徒は大概本気で練習していました。
その言葉が・・・
「この曲はボツにします。」
です。
下手すぎるから本番ではやりません。という意味です。
生徒が自分たちで選んだ曲の場合、この言葉はとくに威力を発揮します。
本番までに仕上がらなくても、なんとなく妥協してしまって舞台で演奏することにしてしまう顧問の先生もいるかもしれません。
しかし、それはお客さんに対して最も失礼なことであり、してはいけないと思います。
この一言を言うタイミングは既にプログラムが出来上がっていようが、曲紹介の司会の原稿が出来上がっていようが関係ありません。
それらが出来上がってしまったから、どうあっても本番でやらないといけないということはありません。
もしボツになれば、お客さんには「プログラムとは異なりますが、曲が仕上がらなかったので、次回の演奏会で演奏します。申し訳ありません。」とかなんとか言えばいいのです。
つまり!「この曲はボツにします」は脅しの言葉ではないということです。
曲がちゃんと仕上がれば問題ないですが、生徒が
「そんなこと言って・・・どうせ本番ではやるんでしょ?もうプログラムも出来上がってるし」
なんて態度できたら一度本当にボツにすればいいんです。
司会のクオリティや集客には至らないところがあったとしても演奏の中身だけは一切妥協してはいけないのではないでしょうか。
●おわりに
強行な手段ですが、これくらいやらないと生徒が本気でやりそうになかったら一度やってみてください。
私はこの一言を言われたあとの部員たちに流れるなんとも言葉では表し難い空気が好きでしたw
参考になりますように。