吹奏楽部顧問にオススメの書籍
全国の吹奏楽部顧問の先生方、いつもお疲れ様です。
自身の担当する教科、担任するクラス、その他教員同士のしがらみ、プライベートにおける悩み等、いろんな事情を抱える中でさらに、吹奏楽部の顧問としての仕事までしていただきありがとうございます。
私は赤の他人ですが、中高生の吹奏楽を支えてくださっているあなたの存在に心より感謝致します。
さて、吹奏楽部の顧問となるといろいろ大変だと思います。つい最近顧問に就任した方も、既に何年もやっている方もなにかしら悩みは持っているもの。
そんな方にオススメの書籍がありますので、紹介させていただきます。
画面の前のあなたがもしも生徒さんであれば、顧問の先生に勧めてあげてください(笑)
早速、紹介します。タイトルは
まゆみ先生の吹奏楽お悩み相談室です。
↑こちらですね。タイトル通り、吹奏楽に悩むあなたの相談にのっちゃうよ!という内容です。これ、ターゲットは完全に生徒じゃなく顧問です。吹奏楽というよりは吹奏楽部ですね。なんでもあの丸谷明夫先生も絶賛しているそうです。・・・というか、帯にそう書いてあります。
●内容紹介
私が、この本は本当に素晴らしいんですよ!!とゴリゴリ推すのもいいんですが、やはり、今まさに悩んでいる人からしたら、欲しいのは本に対する褒め言葉推し言葉よりも内容ですよね。
とりあえず、目次を抜粋致しますと・・・
第一章 部の運営/保護者との関係
・吹奏楽部をゼロから作る
・異動についての悩み
・部員勧誘
・パートの決め方
・OB/保護者との関係作り
他
第二章 日々の指導と練習
・新1年生への指導
・吹奏楽指導のスキルアップ
・指揮法の上達/指揮の表現について
・外部指導者への依頼
・生徒同士の人間関係をスムーズにする
・吹奏楽における身体表現
他
第三章 コンクール
・初めてコンクールに出る
・全員参加か、メンバーを絞るか
・効果的なホール練習の方法
他
第四章 コンサート
・コンサートを開くまで
・集客の方法
・チャリティーコンサートを開く
・最後に
他
・・・とまぁかなり割愛しましたが、こんな内容です。各章の中に何度かコラムをはさんでいるので結構なボリュームです。およそ200ページあります。そのページ数の多さ故、私も読みきらないうちにこうして他人に勧めてしまう始末です(笑)
●著者紹介
この書籍の著者、緒方まゆみ先生は今はもう教職を退いておられます。(定年ではありません)27年間音楽科の教師としてやってきたらしく、いろんな経験をされてこられたようです。
中でも時間の流れに伴う保護者の価値観の変化・子どもを取り巻く環境の変化という点ではやはり、長いあいだ向き合ってきた人にしか書けない文章だなぁと、感じさせられます。
そういった変化もひしひと感じつつ、これからの指導には一体どういったものが求められるのか、保護者との向き合い方、生徒との向き合い方、顧問としてのあり方等、いろんな方面から優しい文章で書かれています。
コンクールの審査員をされたこともあり、その話もコラムで少し触れておられます。
●おわりに
とにかく!この本は素晴らしい!というのが私の感想です。今、吹奏楽部の顧問をしておられる先生には絶対に役にたつ本だと思います。
この本は一時、バンドジャーナルでやっていた「まゆみ先生のバンドの悩み相談室 ~指導者が元気になる処方箋!」というコーナーの連載を一冊にまとめ、加筆修正を施されたものです。
部室に一冊あれば、困ったときに助けてくれると思います。
たぶん、大型の書店か音楽関係のお店にしかないので、忙しいようでしたら、ネットで買うのがオススメです。私も存在は知ってたのですが、たまたま書店で見つけて衝動的に買っちゃいましたから(笑)
ぜひどうぞ!