学校に愛されるクラブになろう
吹奏楽部の練習は楽器を吹く&叩くこと。音を出すんですよね。
となると、当然環境が必要です。その環境は大概が学校です。でも吹奏楽部のためだけにある場所じゃないですから、結構迷惑をかけてしまうこともあります。
「今日は職員会議があるから、この時間はここは使用しないでください。」
とか
「●●時から模擬試験があるから吹かないでください」
とか
「今補講やってるから他の場所でやってくれ」
ということが結構あります。
それに雨の日は体育会系のクラブが屋内を利用して練習しますから、ささいなことではありますが、譜面台・楽器をもっての移動も一苦労だったりします。
私の学校では雨の日は野球部が階段をひたすら往復していました。じめじめしてて汗臭いですし、下手したら滑ってこけることになりますから、お互い上手に譲り合って移動するのが大変でした。
・・・と、少し話がそれました。
学校に愛されるクラブになろう、でしたね。なぜこういう記事を書くかというと、クラブ存続には学校からの理解が欠かせないから。
理解・協力が得られると
①たくさん部費をまわしてもらえる
②先生・生徒がコンサート・演奏会に来てくれる
③学校から地域に評判が広まる
などのメリットがあります。
①たくさん部費をまわしてもらえる
私もよくは知りませんが、毎年予算をどのように使うか、というのが決められますよね。このクラブにはいくら、この行事にはいくら、などお金の使い道が決められます。たくさん部費をもらえると、新しい楽器を買ったり、備品の購入に充てたりできます。
②先生・生徒がコンサート・演奏会に来てくれる
これも大切です。コンサートを開く際、客席は満席になりますか?これもバンドによってまちまちですが、実力が認められてて演奏を聴くことで、魅せられることで楽しい気持ちにさせてくれるバンドには自然とお客さんがよってきます。
先生、生徒は学校で普段の吹奏楽部を見ていますから、特別素晴らしい演奏をしなくても、頑張ってることをアピールできてたらコンサートに来てくれる可能性も高まります。もちろん、こっちから宣伝したり誘ったりは頑張らないといけませんが、コンサートに足を運んでもらうことでまたさらに理解を深めてもらうことにつながります。協力的になります。
③学校から地域に評判が広まる
②の先生・生徒がコンサート・演奏会に来てくれる、に通じるところがあります。部員の誰ともかかわり・繋がりがない、ましてや吹奏楽にもあまり興味のない地域の方にコンサートを聴きに来てもらうことはそう簡単じゃありません。
こういう風に考えてください。学校の人間、つまり、先生・生徒が誰か友人等を誘ってコンサートに足を運んでもらうことで、うまくいけば芋づる式に客がきてくれるようになるのです。
例えば・・・
ブラス高校吹奏楽部員のA子が友人B子をコンサートに誘いました。
B子は彼氏のC太を誘って二人でコンサートに行きました。二人は感動して帰っていきました。家に帰ったB子とC太はそれぞれの親にそのブラス高校吹奏楽部のことを話しました
次のコンサートでは娘・息子から評判を聞いたB子の両親とC太の両親がコンサートに足を運びました。
このコンサートで感動したそれぞれの両親はそれぞれの友人にそのブラス高校吹奏楽部のことを話します。
すると次のコンサートにはその両親の友人が来てくれました。もちろんB子もC太もB子の両親もC太の両親も来ています。
・・・とまぁずいぶん簡単な書き方をしましたがこんなことの繰り返しで、すこしずつお客さんは増えていきます。だから一回一回の演奏会を本気で取り組むことはとっても大切です。
絶対条件はあなたのバンドの舞台が魅力的であること。中途半端なことをしてもお客さんはリピーターにはなりません。
少し話がそれましたが、学校から理解・協力を得、愛されることでこうした結果につながることもあります。
では、学校に愛されるクラブになるために何をすればいいか。
学校(先生方)に愛されるには・・・?に続く