賢いチューナーの使い方

賢いチューナーの使い方

毎日の練習にチューナーは欠かせないですね。

ハーモニーディレクターもいいですが、個人練習をするときはやはりチューナーが便利です。

正しい音程で練習するにはもってこいのこの



チューナーですが、間違った使い方をしてはいませんか?


上達するための正しい使い方をお教えします。

●この使い方はあまりよくない!

よくこんなの見かけます。




↑どんだけ左手長いねん!って感じですが・・・。

これはトランペットの場合なのですが、チューナーのメーターを見ながら演奏するという使い方をする人は多いと思います。


これ、どこがダメだか分かりますでしょうか?

右手だけで楽器をもって奏法が崩れているというのもありますが、そうじゃありません。


これはですね・・・


メーターを頼りに音程を合わそうとしているところがダメなんですね。



絵からでは分かりにくいと思いますが・・・ヾ(_ _*)ハンセイ・・・


なぜメーターを頼りにするのがダメなのかと申しますと、この場合「あれ?音程が合ってないな( ̄□ ̄;)!!」と気付くのが耳ではなく目だからなんです。

高校の頃よく「目で合わすな!」と怒られた記憶がございます。

チューナーのメーターというのはつまり、音程を可視化するという事なんですね。音程が目で見えるのです。

ですが、実際に本番で演奏するときは一音一音チューナーを見ながら吹くような真似はしませんよね。

耳で瞬時に判断します。耳だけが頼りです。だから普段から音程に敏感な耳を作っておく必要があるのですね。

メーターにばかり頼っていると目で判断することはできても耳では判断できません。これでは本番で生きてこないというわけです。



だから↑こんなのはダメです。(ちょっと上手にかけました”笑”)

ではどうすればいいのか。次でお話します。

●この使い方はどうでしょう?

ここまでの話を要約すると、「チューナーに頼ってたらいかんで」ということです。

ではどうするかといいますと、チューナーは自身の音程が正しいのかを「確認」するために使うんですね。チューナーで「判断」ではなく「確認」するのです


音程を合わす=チューナー


ではなくて


音程を確認(補助的役割)=チューナー


とするわけです。


だから、譜面台にチューナーをおいて使う場合なら、最初はチューナーを見ずに吹いて「ん~この辺かな」というところで、初めてチューナーを見てみるのです。

最初からメーターに頼るよりは自分の耳も鍛えられます。

とはいえ、最初は当てっずぽうみたいになっちゃいますし、難しいですよね。

次にとっておきのアドバイスをします!

●SOUNDボタン

古いチューナーにはないのかもしれませんが、チューナーには「SOUND」と書いてあるボタンがあります。

文字通りこれを押すと音が出ます。もちろん正しい音程の音です。でたらめな音は出ません。

確かめたい音を吹く前にですね、まずはこの機能でその音を出して、そのまま耳にあてます。

そして

「ま~~~~~」

と同じ音程の声を出してみましょう。



これにより、出したい音程を自分のモノにするのです。


声でしっかりと音程のイメージができたら今度は楽器で吹きます。

これで、あらかじめ声に出さないよりは音程が合う確率が格段に上がります。

これは複数人で音程を合わせたい時にも応用できます。

チューナーを買う時は音が出るものにしましょう。

●おわりに

以上がチューナーの賢い使い方になります。以前から知っていたという人もいるでしょうし、初耳という人もいると思います。

最後に頼れるのはやはり自分の耳ですから、普段から正しい音程を体で覚えられるような練習を心がけてみてください。

チューナーで判断するのではなく、確認です。

いろんな場面でチューナーを使っていると思うので、この使い方を応用してみてください。

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