初心者向け>指導者の「○○パート聴こえない」の真意

初心者向け>指導者の「○○パート聴こえない」の真意

1年生や楽器を始めて日が浅かったりすると、先輩方の合奏の見学をすることもありますよね。

そこで、学生指揮者や顧問の先生が「○○パート聴こえないよー」と言うところを目撃したことのある人、結構いると思います。

そういう現場をみて、私は中学一年のころ、よくこんな風に思ってました。


「いや、その○○パート、普通に聴こえてますやん」


たぶん、↑こう思ったことのある人もいると思います。

まぁ私がバカだったということもあり、「聴こえない」を真正面から受け取っていたわけですが、でも本当のことを言うと、指導者の耳にそのパートの音は聴こえています。

「聴こえない」というのはザックリ言っちゃうと、音楽的に考えて聴こえてない、という意味なんですね。


たぶん、初心者の方はこれから「そこ、聴こえないよ」と言われる機会に何度も出くわすと思います。

でも、実際は音そのものは聴こえてるけど、「この曲のこの場面ではあなたにもっと出してもらわないと成立しないよ」という意味なので、「こんなに出してるのに、どうして聴こえないなんて言われないといけないの!?」と躍起にならずに、もっと出して(響かせて)あげてください。

躍起(やっき):あせってむきになること


いくら頑張っても「その3倍はだせ」とか「今のが最低ラインやぞ」なんて言われることがありますから、まぁムキにもなっちゃうんですが、それも上手くなるための練習だと思って踏ん張ってみてください(笑)

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