吹奏楽部における保護者の協力について

吹奏楽部における保護者の協力について

学校のクラブは「子ども」が主役ですから、保護者の支えがあってこそ頑張ることができます。それは毎朝弁当を作ってくれることやときには送り迎えしてくれること以外にも、クラブの愚痴を聞いてくれたり、演奏会に聴きに来てくれたり等、あらゆる場面で子どもが頑張れるように支えてくれます。


各家庭のそうした親と子の関係もいいものですし大切ですが、保護者全体でクラブを応援する体制が出来上がっているとより頑張れるというものです。


そういう体制が整っているということは一定以上の理解がクラブに対してあるということですから、顧問の先生や指導者も気持ちよく生徒たちと向き合えます。


既にそういう状態があるところはいいですけど、「保護者で集まって子どもたちになにか協力できたらいいけど、自分から言い出すのはちょっとな・・・」という人も実は多いのではないでしょうか。

この記事では吹奏楽部における保護者の協力について綴りたいと思います。

●保護者の力を借りよう!

クラブを運営する上で保護者の力が必要なときというのがあります。クラブの規模や方針によるところも大きいですが、思いつくだけでも楽器運搬や差し入れ、あとはお客さんとして来場してくれることも大変ありがたいです。


楽器運搬は毎回トラックに来てもらうと費用がバカになりません。できるだけ安上がりに済ませたいものです。そういうときに保護者が車を出してくださるとクラブとしては大変助かります。


私も高校の時、例えばホール練習で学校からホールへの楽器運搬の際はいろんな保護者にお世話になりました。たくさんの部員が楽器ケースを下してきて保護者を前にあいさつが飛び交う様は非常に気持ちのいいものでした。部員からすると、「●●君のお母さんってあんな人なんや~」とか「●●ちゃん、お父さんと全然似てないね」とかそんなたわいもない発見も楽しいです。部員同士が互いを知り合うきっかけにもなります。


おそらく保護者にとっても我が子の頑張るクラブに協力できることは有意義なことであると思います。そういう機会に保護者同士でも知りあいになれますしね。



差し入れも生徒たちにとっては大変うれしいものです。夏はたくさんのジュースを差し入れてくれたり、冬はカイロなど、保護者からの差し入れはとっても励みになります。私は「差し入れ」というものがあることさえ知らなかった中学1年生のとき、コンクール前の大変な時期にジュースがたくさん差し入れされたとき死ぬほど嬉しかった記憶があります。


保護者目線では当然のことという人の方が多いかもしれませんが、舞台を見に来てくれるのもとっても嬉しいです。まー人によっては来ないでほしい部員もいるのかもしれませんが、基本嬉しいです。


とにかく保護者がクラブを応援してくれるのはとってもとっても嬉しいことです。


他には、企画物でダンスをするというとき衣装をつくるのが生徒だけでは無理だったりします。そういうときに裁縫の得意なお母さんがいらっしゃると大変助かりますね。


探せばいろんなところに保護者の出番があります。



ですが、保護者が個人単位で協力しようとしてもあまり具合がよくないですよね。


保護者会なるものがあった方がいろんなときに動きやすいです。「最近お手伝いに行くことが多いから今回は休ませてもらおう」とか「前は協力できなかったから今回はお手伝いできるように予定空けとこっか~♪」など、人数が多いのも吹奏楽部の強みです。協力できる時だけ、力になればいいと思います。



で、これらの前提にあるのが保護者会ですよね。


「保護者会」というほど組織立つ必要もないですが、クラブに協力してくれる体制があることは重要です。


まぁ私も顧問の立場も保護者の立場もなったことないですから詳しくは分かりませんが、一度懇親会を開くといいと思います。


私も高校の時はたま~に顧問が開いてて「あ~大人たちがなんかやってるな」程度にしか思ってませんでしたが、顧問から会計の報告やクラブの様子の説明があったんだと思います。あとは保護者から顧問になにか質問とか、もしかしたら提案もあったかもしれません。



顧問の性格とか方針によるところも大きいですから、懇親会もなかなか開けないかもしれませんが、情報を透明化してクラブの様子が保護者にも分かりやすくするのはとっても重要です。



●おわりに

子どもにとって保護者の協力は非常にありがたく嬉しいものですので、そういうのが何もなかったら、なにかアクション起こしてみましょう。



参考になりますように。

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