「パートリーダーなのに楽器が下手なんです」と嘆いている方へ
パートリーダーとして、パートをまとめていらっしゃる画面の前のあなた、お疲れ様です。
調子はいかがでしょうか。思うようにパートがまとまればいいですが、なかなかそうはいかないこともありますよね。
パートの子がいうことを聞いてくれなかったり、どう指導すればいいのか分からなかったり、 自分自身の技術が低かったり・・・様々な原因で悩んでおられる方もいると思います。
今回はパートリーダーなのに楽器が下手と嘆いている方向けの記事です。
●パートリーダーが下手なのは問題ナッシング!
パートリーダーの自分よりも上手い人がパート内にいたり、自分でも演奏できない楽譜にぶち当たると「自分なんかがリーダーしてていいのかなぁ・・・?」なんて思う人がいるかもしれませんが、その悩み自体ナンセンスです。
まぁパートリーダーとしてどんな仕事してるかにもよりますが、楽器の上手さとパートをまとめる能力にはあまり関連性がないのでまずは落ち着いて深呼吸してください。
パートリーダーとして考えるべきはパート内で自分が上手いかどうかではなく、バンド全体で自パートが足を引っ張ってないかどうかです。
文で説明すると諄(くど)くなりそうなので、絵で説明しますね。
まず、以下の図をみてください。
これは悪くない例です。パートリーダーが憂う状況ではありません。なぜなら、先程も述べたようにパートリーダーがパート内でどれだけ上手いかは大した問題ではないから。この例の場合なら、練習の時だけは佐藤さんが仕切るのもありですよね。↑こんな状態でもパートリーダーは責任を感じなくても大丈夫。
で、じゃあどういう状況ならパートリーダーが責任を感じて行動に移さないといけないかって話ですが・・・それが以下の図です。
サックスパートだけ低いですね。バンド全体の中で自パートが技術的に未熟なら考え、行動を起こすべきですが、そうでないなら自身の技術に関してはそこまで気を張らなくてもいいと思います。
先程のクラリネットパートの例でもバンドの中では↑青い図のようであればいいでしょう。
上手であるに越したことはないですが、「パートリーダーなのに下手・・・」と過度に悩むのは精神衛生上も良くないでしょう。
●おわりに
パートリーダーなのに・・・といろんな悩みをもっておられる方はたくさんおられると思いますが、案外そこまで悩まなくてもいい問題だったりもしますので、冷静になって現状に向き合うことへの一助となれば幸いです。