新入生に向けた最も効果的なクラブ紹介

新入生に向けた最も効果的なクラブ紹介

毎年4月になると、新入生が入ってきますね。

新入生がクラブを決めるまでの時間には、先輩方からのクラブ紹介や、クラブ見学、仮入部があると思います。

たぶん、同じような学校もたくさんあると思いますが、私が中学、高校の頃は4月前半のある日に、1年生の時間割に「クラブ紹介」というものがあって、学校のクラブ活動に所属する先輩方が次々にクラブの内容を紹介してくれる、というものがありました。

体育館で2時間(コマ)くらいでしたね。

当然、吹奏楽部もやるわけですが、どうせやるなら、一番いい形でしたいですよね。

その方法をちょっぴり教えちゃいます。

●最も魅せられる形でやる

野球部とかサッカー部なんかはせまーい体育館の中で、キャッチボールとかしながら部長らしき人が口頭で活動内容を説明してくれるんですが、あれ、手法としては完全なるミスなんですよね。

野球部がキャッチボールをするなんてわざわざ言われなくても知ってますし、その場で見せつけられて面白いものでもありません。

じゃあ、野球部が最も野球部の活動の魅力を1年生に知ってもらうにはどうすればいいかっていうと、丸々一試合観戦してもらうのが手っ取り早いんですけど、時間もないですし、物理的に無理なんですね。

野球って一回でも面白いですけど、やっぱり一番面白いのは9回裏ツーアウト満塁とかですから、魅力伝えようと思うと短時間では行かないんですよ。

それに、日本ではメジャーなスポーツですから、クラブ勧誘という目的で一試合観戦してもらうというのもまたナンセンスなんですね。ただの傍観者になってしまいますから。

で、まぁここから吹奏楽部の話になるんですけど、お気づきの通り、吹奏楽部がクラブ紹介の時間にやることって決まってるんですよ。

もちろん、

全員で演奏する、ですよね。
野球部を引き合いに出して悪いですけど、レギュラーが9人だけとかないですから、「私もやってみたい!」という気持ちを引き出しやすいのです。

次、補足入りますね。

●補足

で、ただ「全員で演奏する」という情報だけでは分からないことばかりですよね。

まず、曲目は1年生のみんなが知っているものにしましょう。間違ってもガチガチの吹奏楽曲にしてはなりません。理由は簡単、

知らない曲はつまらないからです。

いくら思い入れがあっても、いくら次の本番のリハーサルがてらでも、絶対にオススメしません。知らない曲でも耳になじむものならいいですけど、基本はよく聴く曲がいいと思います。ポップスとかの。

で、順番も大事で、どうやって決まるのか知りませんが、一番最後にしてもらってください。

理由は2つあって、まず一つ目は入退場に時間がかかるからです。
全員が席について演奏をするまでって意外と時間がかかりますよね。そんななかで、「まだこのあとにたくさん他のクラブが控えてるんだから!早くしてよね!」となったら具合悪いです。
逆に最後ならもうやったモン勝ちです。こっちのもんです。

二つ目は1年生へのお礼です。
「お礼」というのはちょっと変ですが、1年生側からすると、興味のないクラブもたくさんあるなかで、2時間も座りっぱなしでしんどいわけですよ。

最後に「付き合ってくれてありがとう」くらいの気持ちでいい演奏を耳にお届けしましょう。まぁ実際はこっちがわざわざ情報を提供してあげている側ですが、1年生も1年生で大変ですからね。

●おわりに

野球部の話を引き合いに出したんですけど、ちゃんと私なりにあの手のクラブの取るべき手法っていうのも考えがあって、クラブ活動そのものの魅力を最大限に発揮できない場合は、クラブ紹介よりも人間紹介をした方がいいんですね。

「うちはこんなおもしろい人がいますよ~」「一度でいいから見に来てね~」的な。入部する動機は人それぞれですから、いろんなアプローチを用意しておいていいと思います。


上記の方法をやろうとすると、他クラブから「吹奏楽部だけずるい!」という批判をくらうかもしれせんが、「最大限の魅力を伝えるため。貴方たちのつまらないクラブ紹介から耳を癒してあげるため」と堂々としていましょう(笑)

これが実現すれば授業を抜けられますし、ラッキーですね!(笑)

たくさん部員をゲットするために提案してみてください!粘りに粘って沢山の部員をゲットしちゃいましょう!

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