部員の温度差を解消するには・・・

部員の温度差を解消するには・・・

クラブに対する思い入れの強さややる気の度合いは人それぞれ違います。毎日一緒に活動していても「一生吹奏楽にかかわって生きていきたい!クラブ大好き!」という人から「あくまで中・高時代のクラブ。今後何かの形で生きてきたら嬉しいな」、「クラブは楽しいけど優先順位は勉強の後」「正直面倒くさい。辞めるチャンスをうかがてるんだけどなかなか難しいな」という人までさまざま。


コンクールは結果にこだわらない、定期演奏会もそこそこの規模で出来たらいいやぁ、という感じでやってるバンドならクラブに対する温度差はあまり気にならないと思います。みんながそれぞれの在り方でオッケー♪という風潮があると考えられるからです。


しかし、コンクールで結果にこだわったり、なんとしてでも会場を埋め尽くすほどのお客さんに来てもらうんだ!そしていい演奏をするんだ!という雰囲気のバンドは部員の温度差は結構深刻な問題になってきます。皆が本気にならないとそうした結果・現実の実現は難しいからです。


中学・高校のクラブ、と言ってもやはり組織ですから、そういう問題は起こってしまうんです。



で、この記事ではその解決方法をお教えしたいと思います。



・・・が!



部員の温度差を根本的に解消する魔法のような方法・・・



そんなものはない!


というのが私の意見です。


私の意見っていうかね、ないんですよ。そんなの。それは会社や企業でも同じことです。


企業に勤めてる人や組織論、法則に詳しい人なら知ってると思いますが、
2:6:2の法則というものがあります


仮に100人いるとしたら、20人が優秀で60人が普通、20人は組織の足を引っ張る存在ということです。


私がくどくど説明しても仕方ない(というか人に説明できるほど知らない(^_^.))ので、興味がありましたら「2:6:2の法則」で検索してみてください。

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きくところによると、大切なのは優秀な20パーセントだけを集めようとしないことと、優秀じゃない20パーセントを切り捨てないことだそうです。


まぁ企業じゃなくて学校のクラブなんで、途中で人が辞めたり、かと思えば新しく入ってきたりということはそうそうあるもんじゃありませんが、この2:6:2の法則は当てはまるでしょう。ひとつの組織ですから。


わたしも現役のころは大勢の部員と活動する中で「これは社会の縮図か!?」と思うことがありました。社会に出たこともないくせに(ーー;)


なんかね、毎回注意される人とか、いらんことする人って同じ人なんですよ。それになかなか上達しない人も。



これ、どういう風に対処していけばいいのか私も分からないのですが、その出来ない人を責めてばかりでもなかなか進歩しない気がするんですよね。


別に本人も迷惑かけたくてやってるわけじゃないですから。


やはり現場によって状況・事情も違いますから、「こういう風にしたら解決します!」というのはないんですが、知識として組織が運営する上で起こる法則や問題というのは知っておいた方がいいと思います。


知っていることで迅速な対処ができるかもしれませんし、知らないよりはそうした問題を受け入れられやすいです。



下の2割を否定することもなく、また上の2割を特別扱いすることもなくみんな楽しくクラブ活動ができたらいいですよね。



知識は武器です。楽しい吹奏楽ライフを送るために上手に活用していきましょう。
そして、温度差ができるのは仕方ないことです。いろんな人間がいますがどんな人も受け入れ、ともに頑張る姿勢を大切にしていきましょう。

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